コラム

毛周期とは?ひげ・VIO等の部位別一覧や期間の調べ方・脱毛間隔を解説

毛周期」という言葉を聞いたことがあっても、具体的にどのような仕組みなのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、毛周期の仕組みをわかりやすく説明し、ひげ・VIO・まつ毛など部位別の毛周期の期間一覧や成長期の割合、そして毛周期の調べ方と見分け方を紹介します。

脱毛と毛周期は関係ないのか、毛周期に関する嘘と真実をまとめ、毛周期のタイミングに合った脱毛間隔の目安、間隔を開けすぎるとどうなるのかもまとめているので参考にどうぞ。

毛周期とは?仕組みをわかりやすい説明で紹介

毛周期の仕組みを紹介

毛周期とは、毛が生えてから成長し、抜け落ちたあと再び新しい毛が生えてくるまでの一連のサイクルのことです。
ヘアサイクルとも呼ばれ、私たちの体に生えているすべての毛は、この毛周期を繰り返しています。

毛の構造と毛周期の関係

毛周期を理解するためには、まず毛がどのような構造で成り立っているのかを知っておくとよいでしょう。

毛は大きく分けると、皮膚の表面に出ている「毛幹」と、皮膚の中に埋まっている「毛根」の2つで構成されています。
毛根の一番下には「毛球」と呼ばれる膨らんだ部分があり、この毛球の中に毛を作り出すための重要な組織が存在します。

毛乳頭・毛母細胞の役割

毛球の中心には「毛乳頭」という組織があり、毛細血管から栄養や酸素を受け取り、周囲にある「毛母細胞」に供給する役割を担っています。
毛母細胞は、毛乳頭から受け取った栄養をもとに細胞分裂を繰り返し、それによって毛が成長していきます。

毛の組織の図説
毛周期は3つの段階で構成される

毛周期は「成長期」「退行期」「休止期」の3つの段階で構成されています。

成長期

成長期は、毛母細胞が活発に細胞分裂を繰り返し、毛が成長していく時期です。
この時期の毛は毛乳頭としっかり結びついており、太さや長さが増していきます。

成長期はさらに「成長初期」と「成長後期」に分けられることもあり、成長初期は毛が皮膚の中で成長を始める段階、成長後期は毛が皮膚の表面に出て太く長く伸びていく段階を指します。

退行期

退行期は、毛の成長が止まり毛根が徐々に縮小していく時期です。
毛母細胞の働きが弱まり、毛乳頭とのつながりも失われていきます。毛の色や太さも変化し、成長期から休止期へ移行するための準備を始めます。

休止期

休止期は、毛が完全に毛乳頭から離れ、自然に抜け落ちるのを待っている状態です。
毛穴の中では次に生えてくる新しい毛の準備が始まっており、休止期が終わると再び成長期に入ります。
休止期の長さは部位によって異なりますが、数週間から数ヶ月続くこともあります。

参考:脱毛症 Q1

毛周期の部位別一覧!ひげ・VIO・まつげの期間は何ヶ月?

部位別の毛周期一覧を紹介

毛周期の長さは部位によって大きく異なり、成長期が長い部位もあれば、休止期が長い部位もあるため、それぞれの特徴を把握しておくことで効率的に脱毛を進められるでしょう。
ここでは、ひげ・VIO・まつげ等の主な部位ごとの毛周期の期間をまとめました。

部位別の毛周期一覧

このように、毛周期の長さや各期間のバランスは、部位によって大きく異なります。
まつ毛・眉毛・顔の産毛などは成長期が短く、生え変わりのサイクルが早い一方で、ひげやVIOは成長期・休止期ともに長く、毛が生え変わるまでに時間がかかる傾向があります。

また、ワキや腕・脚といった体毛は、成長期と休止期の長さが比較的近く、毛周期が安定しているのが特徴です。
部位ごとに毛周期の長さやリズムが異なるため、体の中ではさまざまな状態の毛が存在しています。

なお、毛周期の期間や各段階の割合には個人差があり、年齢や体質、ホルモンバランス、生活習慣などによっても変化するため、表に記載している数値はあくまで目安として捉え、毛周期には幅があることを理解しておくことが大切です。

毛周期の成長期の割合を部位別に紹介

毛の成長期の割合紹介

体に生えている毛は、すべてが同じタイミングで成長しているわけではなく、同じ部位であっても毛は1本1本が異なるタイミングで毛周期を迎えています

一般的に、脱毛効果が期待できるのは成長期の毛のみなので、各部位において「成長期の毛が全体のどれくらいの割合を占めているのか」を知っておくことが重要です。

以下に、部位別の成長期の割合の目安をまとめました。

【部位別】成長期の毛の割合一覧

このように、成長期の割合は部位によって大きく異なります。

ただし、部位ごとの違いを含めて全身の毛を平均すると、成長期にある毛の割合は一般的に約10〜20%程度で、残りの80〜90%の毛は退行期または休止期なので、皮膚の表面には現れていない毛も多く存在します。

休止期の毛は皮膚の下にとどまっているため、今見えている毛をすべて処理したとしても、時間が経つと休止期だった毛が成長期に移行し、新たに生えてくるように感じるのです。

このように、毛は一度にすべてが生え変わるわけではなく、段階的に入れ替わっていく仕組みになっているので、成長期の毛は全体の体毛の一部であることを理解しておきましょう。

毛周期の調べ方や見分け方は?

毛周期の調べ方・見分け方

「自分の毛周期を知って、ベストなタイミングで脱毛を受けたい」と考える方も多いでしょう。
ここでは、毛周期を調べる方法があるのかどうかについて解説します。

毛周期を正確に調べる・見分ける方法は存在しない

残念ながら、自分の毛周期を正確に調べる方法は存在しません
毛周期には個人差があり、同じ人でも部位によって異なるため、見た目で「今どの毛が成長期なのか」を見分けることは困難です。

毛周期の目安を知るためにできること

正確な毛周期を調べることはできませんが、毛周期の目安を把握するためにできることはあります。

毛の生え方を記録する

自己処理をした後、どのくらいの期間で毛が生え揃うかを記録しておくと、おおよその毛周期の傾向がわかります。

たとえば、ワキの毛を剃った後、1週間で少し生えてきて、2週間でかなり生え揃う場合、成長期の毛が活発に生えてきていることがわかります。

逆に、脱毛の回数を重ねるにつれて毛が生え揃うまでの期間が長くなってきたら、成長期の毛が減ってきている証拠です。

医療脱毛クリニックに相談する

毛周期の目安を知るためには、脱毛の専門家である医療脱毛クリニックのスタッフに相談することも有効です。
脱毛の施術を担当するスタッフは、多くの患者の毛の状態を見てきた経験があり、肌質や毛質、これまでの施術回数などを考慮して、次回の施術に適したタイミングをアドバイスしてもらえるでしょう。

毛周期が乱れる原因と整えるためのポイント

毛周期は、さまざまな要因によって乱れることがあります。
毛周期が乱れると成長期の毛の割合が変化し、脱毛効果にも影響を与える可能性があるため注意が必要です。

毛周期が乱れる主な原因
毛抜きやワックスによる自己処理

毛を根元から引き抜く自己処理は、毛周期が乱れる大きな原因の一つです。
本来は成長期にある毛を無理に引き抜くことで、毛周期が途中でリセットされることで、毛周期が乱れます

ホルモンバランスの変化

女性の場合、妊娠・出産や更年期、月経周期などによって、ホルモン分泌が変化することで、毛周期が乱れることがあります。
男性の場合も、男性ホルモンの影響で毛が濃くなったり、毛周期に変化が生じたりすることがあります。

生活習慣の乱れ

睡眠不足や栄養不足、過度なストレスも毛周期を乱す要因です。
毛の成長には、タンパク質・ビタミン・ミネラルなどの栄養素が欠かせないので、極端なダイエットによる栄養不足には注意が必要です。

毛周期を整えるために意識したいポイント

毛周期を整えるためには、規則正しい生活習慣を心がけることが大切です。
ホルモンバランスや栄養が崩れないように、バランスの取れた食事や十分な睡眠を意識しましょう。

毛周期を整えるポイントまとめ

また、自己処理を行う際には肌や毛根への負担が少ない電気シェーバーを使用し、毛周期を乱さないよう心がけましょう。

脱毛と毛周期は関係ない?嘘と真実を解説

毛周期と脱毛の嘘と真実を解説

「脱毛と毛周期は関係ない」という情報を目にしたことがある方もいるかもしれません。ここでは、脱毛と毛周期に関するよくある誤解(嘘)と、正しい情報について解説していきます。

「脱毛と毛周期は関係ない」は嘘

脱毛と毛周期は関係ないという説は誤りで、実際には脱毛と毛周期には密接な関係があり、毛周期を無視した施術では十分な効果を得ることが難しくなります

医療脱毛で使用されるレーザーは、毛に含まれるメラニン色素(黒い色素)に反応して熱を与え、その熱が毛乳頭や毛母細胞といった発毛組織にダメージを与えます。
発毛組織が破壊されることで、その毛穴から再び毛が生えてくる可能性が低くなります。

「蓄熱式脱毛なら毛周期は関係ない」は嘘

医療脱毛には、毛に高温のレーザーを単発で照射して発毛組織を破壊する「熱破壊式脱毛」と、弱いレーザーを連続して照射し、発毛の司令塔であるバルジ領域にダメージを与える「蓄熱式脱毛」があります。

熱破壊式、蓄熱式、光の脱毛の特徴まとめ一覧

脱毛方式は異なりますが、どちらもレーザーが毛のメラニン色素に反応して熱を発生させる点は共通しているため、効果を充分に発揮できるのは、メラニン色素が濃く毛と毛乳頭がしっかり結びついている成長期の毛のみです。

そのため、蓄熱式脱毛であっても毛周期を無視できるわけではなく、「蓄熱式脱毛なら毛周期は関係ない」という情報は誤りです。

「短期間で脱毛に通えば早く終わる」は嘘

短い間隔で何度も通えば、早く脱毛が完了すると考える方もいますが、これも誤解です。

毛周期に合わないタイミングで施術を行うと、成長期の毛が少ない状態で照射することになり、効率が大きく低下するだけでなく、肌に負担がかかるため火傷や赤みなどが現れる可能性があります。

結果として必要以上に回数がかかり、費用や時間が無駄になってしまうので注意しましょう。

脱毛効果を高めるためには、毛周期を正しく理解し、適切な間隔で施術を受けることが重要です。
毛周期に合わせて計画的に通うことで、少ない回数でも効率よく効果を実感しやすくなります。

脱毛効果に影響する?毛周期のタイミングに合わせた脱毛間隔は?

毛周期と脱毛間隔について解説

毛周期のタイミングは脱毛効果に大きく影響し、成長期の毛が多いタイミングで施術を受けることで、効率よく脱毛を進めることができます。

ここでは、毛周期に合わせた適切な脱毛間隔や、効果を実感するまでの回数・期間の目安について解説します。

脱毛間隔は毛周期に合わせて2〜3ヶ月が目安

脱毛の施術間隔は、成長期の毛がある程度生え揃うタイミングの2〜3ヶ月程度で通院することが推奨されています。

毛周期は部位ごとに異なるため、厳密にいえば以下のように分けて通うのが理想です。

1〜2ヶ月間隔

(ワキ・腕・脚・VIOなど)
2〜3ヶ月間隔

ただし、全身脱毛のように複数の部位を同時に施術する場合、すべての部位に合わせてスケジュールを細かく分けるのは現実的ではないため、多くのクリニックでは各部位の毛周期の平均を考慮し、2〜3ヶ月間隔での施術を推奨しています。

脱毛の回数を重ねて毛量が減ってくると、成長期の毛が生え揃うまでに時間がかかり、その場合は3〜4ヶ月程度まで間隔をあけることもあるので、医療脱毛クリニックのスタッフと相談しながら調整するとよいでしょう。

医療脱毛で効果を実感するまでの回数と期間

医療脱毛は、1回の照射で完了するものではなく、複数回の施術が必要です。
部位や毛質、肌質によって個人差はありますが、一般的な目安は以下のとおりです。

医療脱毛で効果を実感するまでの回数と期間の一般的な目安

前述した通り、成長期の毛は全体の約10〜20%程度しかないため、1回の施術で処理できる毛の割合は限られています。
仮に1回で成長期の毛を20%処理できたとしても、すべての毛が同じタイミングで成長期を迎えるわけではないので、実際には5〜6回以上の施術が必要になるケースがほとんどです。

また、VIOやひげのように毛が太く濃い部位は、さらに回数がかかる傾向があります。
効果の現れ方には個人差があるため、焦らずに毛周期に合わせて通い続けることが大切です。

脱毛間隔をあけすぎるとどうなる?

結論から言うと、脱毛間隔をあけすぎたとしても、これまでの脱毛効果が全く無くなってしまうわけではありません

一度破壊された発毛組織は基本的に復活しないため、すでに脱毛が完了した毛穴から毛が再び生えてくる可能性は低いです。

ただし、脱毛間隔をあけすぎると以下のようなデメリットがあります。

脱毛間隔を開けすぎるデメリット一覧

一方で「早く終わらせたいから短い間隔で通いたい」と、脱毛間隔を短くしすぎてしまっても充分な効果を得られないので、適切な脱毛間隔で計画的に通うことが一番の近道と言えるでしょう。

毛周期に関するよくある質問

毛周期のよくある質問

毛周期や脱毛に関するよくある質問についてお答えします。

脱毛を始めるのに適した毛周期はいつ?

脱毛を始めるのに特定の毛周期を待つ必要はありません。

毛周期は1本1本の毛ごとに異なるため、すべての毛が成長期を迎えるタイミングを狙って施術を始めることはできないので、「脱毛を始めよう」と思ったタイミングが、始めるのに適したタイミングと言えるでしょう。

季節で選ぶなら秋・冬がおすすめ

脱毛を始める季節に迷っている場合は、秋・冬にかけて脱毛を始めると良いでしょう。

  • 紫外線量が少なく、日焼けのリスクが低い
  • 肌への負担を抑えながら施術を受けられる
  • 毛周期に合わせて通うことで、翌年の夏には自己処理が楽になる

脱毛は基本的に日焼けをしていると施術を断られてしまう場合があるので、紫外線量の減る秋・冬はそのリスクを抑えて脱毛に通うことができます。
また、秋・冬から毛周期に合わせて数か月おきに施術を重ねることで、露出の増える夏までに脱毛効果を実感しやすくなるでしょう。
秋・冬の時期は医療脱毛クリニックでもキャンペーンなどを開催している場合が多いので料金を抑えて脱毛を始めたい方にもおすすめです。

秋冬に脱毛がおすすめな理由まとめ

脱毛を3ヶ月空けてしまったけど効果はある?

3ヶ月程度の間隔であれば脱毛効果に大きな影響は無く、VIOやひげ等の毛周期が長い部位によっては、むしろ3ヶ月間隔が適している場合もあります。

脱毛間隔があいてしまっても、これまでの施術効果がなくなるわけでは無いのですが、半年以上あいてしまう場合は注意が必要です。

脱毛間隔が半年以上あいてしまうと、休止期だった毛が成長期に移行し、自己処理の手間が増える可能性がありますので、できる限り定期的に通うことをおすすめします。

脱毛10回でどれくらい毛が減りますか?

医療脱毛を10回受けると、自己処理がほぼ不要なレベルになるまで毛が減る方が多いです。
もちろん、部位や毛質によって個人差はありますが、10回施術を受けた時点での毛の減少率は、約80〜90%が目安とされています。

脱毛10回の毛の減少率は80-90%

残った毛も産毛のように細く薄くなることが多く、日常生活でほとんど気にならない状態になるでしょう。

脱毛のポロポロ期はいつ頃?

医療脱毛の施術後、レーザーによって発毛組織にダメージを受けた毛はしばらくすると自然に抜け落ちる時期があり、「ポロポロ期」や「ポップアップ現象」と呼ばれています。
ポロポロ期は脱毛の施術後およそ2~3週間ほどで訪れることが多く、入浴時やタオルで体を拭いたときに毛がポロポロと抜けるため、脱毛効果を実感しやすい時期でもあります。

ただし、この時期に毛抜きで無理に引き抜くと、肌にダメージを与えたり毛周期の乱れにつながる可能性がありますので、自然に抜け落ちるのを待つようにしましょう。

熱破壊式脱毛の方がポロポロ期を実感しやすい

ポロポロ期の現れ方は脱毛方式によっても違いがあり、毛根に強い熱を与える熱破壊式脱毛は蓄熱式脱毛よりも実感しやすいと言われています。

蓄熱式脱毛は弱いレーザーを連続照射して徐々に発毛組織へダメージを与えるため、毛が自然に抜け落ちる変化が目立ちにくい場合がありますが、だからと言って脱毛効果が弱いわけではありません。

どちらの方式も毛周期に合わせて施術を重ねることで、毛量が減り、毛が細くなるという脱毛効果は同様に期待できるので、脱毛方式によって経過の見え方が異なるという事を理解しておきましょう。

毛周期と脱毛間隔 まとめ

毛周期は、成長期・退行期・休止期の3段階で構成されており、脱毛で効果が期待できるのは成長期の毛のみなので、この成長期に合わせて脱毛の施術を受けることが推奨されています。

毛周期や成長期の割合は部位ごとに異なり、脱毛を行う際には2〜3ヶ月間隔で複数回通う必要があるので根気が必要です。

実際に自分でどの毛が成長期にあるかを見分けることはできないため、毛周期を考慮した施術スケジュールを提案してもらいながら、計画的に通うことが重要になります。
そのため、毛周期に合わせた脱毛を行いたい方は、まずは医療脱毛クリニックのカウンセリングに申し込んでみると良いでしょう。